No.161 [黄海 暴風雨!波高しー]
2011年1月号



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【ひねくれコラム】NO・161 
〈黄海 暴風雨!波高しー〉
▼今年はうさぎ年。うさぎ年の人はおとなしく、しとやかで
品のある性格だという。うさぎ年にまつわる寓話(童話)は
数々あります。その中でも印象深いのが「うさぎとライオン」
(イソップ童話)
▼動物たちの集合で、いつも他の動物にいじめられているう
さぎが、『弱い者も強い者も誰もが平等であるべきだ!』と
いいました。他のうさぎたちもそれに呼応して歓喜の声を上
げました。それを聞いて百獣の王、ライオンがこういったそ
うな。『おい、うさぎどもよ、いいことを言うじゃないか。
正直、立派と思うぞ。しかし、その言葉には爪とキバが足り
ないな。オレたちの様な爪とキバがー』。―某資料よりー
▼立派な発言も、それを実行する力がなければ意味がありま
せん、とさー。何かを象徴している。ここ近々の東アジアを
めぐる仁義なき抗争。「韓」の大統領はこう云った。十一月
二十三日の「北」の延坪島砲撃事件に対して、「断固として
対応せよ!何倍でもやり返せ。ミサイル基地で挑発の兆候が
あれば攻撃しろ!」と指示した。
▼そして、横須賀から第七艦隊の巨艦原子力空母「ジョージ
・ワシントン」が悠々と東シナ海を北上し、黄海の韓・米軍
事訓練に参加した。そして、「中」「北」の庭先、玄関口で
ある黄海に、遠い異国の米国の空母がついにその雄姿を現し
た。極東の海、「黄海」を我が物顔で泳ぎまわるのは、中・
北にとっては、屈辱以外何物でもない。

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▼多くの言葉はいらない。『力の外交』を見せつけた瞬間で
あったー。中・北にすれば、『黒船来たる!』である。〔太
平の眠りをさます上喜撰、たった四はいで夜も寝られず〕
「上喜撰」というのは高級茶のブランド名のこと。その上喜
撰をたった4杯飲んだだけで、つまり、蒸気船(黒船)が4
隻来航しただけで、夜も寝られなくとは情けないと、狂歌
(卑俗な短歌)に詠まれたー。
▼中・北としては、脅威の心髄(心底)これ極まるであろう。
そして尖閣諸島沖における史上最大の「日・米軍事訓練」。
残念ながら、「中」「北」そして「露」は手も足も出まい。
無用の長物である「××」を行使する意思があれば、その限
りに有らずだが。
▼むろん安保理常任理事国である「米」「中」「露」がその
愚を犯すことは2011%ありえない。残るは「北」。この
状況になっても、口撃は止む気配なし。十二月二十日の韓独
自の演習にも報復の兆しなし。無慈悲(むじひ)な反撃は何
処(いずこ)へー。
▼そしてまた、多少、衰えたとは云え、世界経済1、2位の
米・日、そして進境著しい韓の三カ国連合(軍事同盟)が構
築される現在、世界の何人であれ、かつて七つの海を制覇し
た大英帝国〔Great Britain〕であれ、太刀打
ち不可能。
◎日・米・韓・中・露そして北の指導者が一堂に会し、車座
になって「泡盛」を酌み交わせるようになればいいのだが……。
見果てぬ夢かー。それにしても日・韓の関係は不思議だ。
昨日の敵は今日の友、今日の敵は昨日の敵……!? ―夢追人―

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―編集後記―
 昨年2010年は毎年のことながら、キナ臭い事件が
多かった。毎日々、やれ北だ、韓国だ、中国だ、と同じ
ような顔をした近隣国同士のいざこざばかり。「ひねく
れコラム」も毎度々、同じテーマばかり。やれ尖閣だ、
等々。たまには夢ある、心温まる記事を書いてみろ!
ってんだ。政界を覗けば同じく、親○○だ、反○○だの
内輪もめ。芸能界では祇園の貴公子の殴打事件。もう忘
れよ。自業自得だ。
 そうだ! 遠い異国の地を想い浮かべてみよう、じっ
と眼を閉じてー。『DannyBoy』。古き良き歌だ。
自分の元を去ってしまい、戦場へと旅立つ息子を想い続
ける親の切ない心境を歌った名曲「ダニー ボーイ」。
原曲は緑多きアイルランド民謡
〔Londonderry Air〕。詩の最終節には
こう書かれている。
『And I will sleep in peace 
until you come to me』
*無事に帰ってきたら、安らかに眠る私のお墓の前で祈
っておくれー。amen〔エーメン〕   ―T・K―

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